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突然の単身赴任

2019年末から2020年にかけて中国で発生した新型コロナウイルス感染症の拡大で,世界中は大騒ぎとなりました。日本では2020年1月に最初の患者が発生したことで,日本中が未知のウイルスへの恐怖で,パニック状態となり大変な騒ぎになりました。そんな中,2020年10月,当時,仙台市で勤務していた私は,秋田市の火力発電所への転勤の辞令を受け,単身赴任をすることになりました。転勤当時は,コロナウイルスの蔓延で,日本中が大混乱していた時であり,自治体によっては県をまたいだ移動の自粛を求め,お店によっては,「他県から来た方入店お断り」なんていうヒステリックな張り紙が見られるような状況でした。そんな中,私の異動した「火力発電所」といのは,電気を作る工場であり,社会になくてはならない必須のインフラです。万一,職場で感染が拡大するようなことがあったら発電所が止まってしまうかもしれません。そんなこともあって,職場は「絶対に感染拡大は起こさない」という張りつめた緊張感が漂っていました(いささか、「やり過ぎじゃね?」というくらいに,張りつめていました)。職場ではマスク必須。隣席との間には透明なアクリル板が置かれ,手洗い・検温の徹底など本当に厳重な感染防止対策が取られていました。そういう状況ですから,仕事が終わった後も気楽に飲みに行くわけにもいきません。外出は必要最小限で,行き先は近所のスーパーかコンビニ程度という生活になりました。当然のことながら,毎日,帰宅した後はすることがありません。はじめは,録り溜めしていたテレビ番組や映画を観たり,読書をしていたのですが,長く続くものではありません。あっという間に退屈になり,手持ち無沙汰で,日々,口にする缶ビールの量も2本,3本と増えてゆきます。基本的には「好きなものを食べ,飲む」を基本に,バランスのある食生活にはあまり頓着しない私でも,「このまままでは体を壊す」という危機感を感じるようになりました。また,単身赴任で,夜に毎日まとまった時間がとれるなら,その時間を活用して「オレは秋田でこれをやった」という成果を上げたいと思うようになりました。そして,「何か新しい勉強をしよう」と思い至りました。

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