出会いが学びを連れてくる――企業支援研修会で感じたこと
昨日,宮城県行政書士会において「企業支援研修会」が開催されました。
この研修会は,ワタシの所属する宮城県行政書士会業務企画部が主催したもので,東京都行政書士会から金子宣子(かねこ・のりこ)先生をお招きし,「行政書士のための補助金申請支援入門」というテーマでご講演をいただきました。もっとも,今回はZoomによるオンライン開催でしたが,その内容は,画面越しであることを忘れるほど充実したものでした。
金子先生は,補助金業務の第一人者として知られ,関連書籍も執筆されている,まさにこの分野の「スゴイ先生」です。
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実は今回の講演は,ワタシが所属している東京の行政書士クイズサークルでのご縁をきっかけにお願いしたものでした。クイズという,一見すると仕事とは無縁に思える「遊び」も,こうして思わぬ形で役に立つことがあるのだなと,妙に感心しました。ちなみに金子先生は,テレビ番組の「パネルクイズ アタック25」にも出場されたことのある,本物のクイズプレイヤーでもあります。仕事でもクイズでも第一線に立つ,まさに多才な先生です。
講演内容は,「そもそも補助金とは何か」という基本から始まり,補助金制度の全体像,補助金業務に必要なスキル,実務を行ううえで求められる姿勢まで,分かりやすく,かつ具体的に網羅されたものでした。非常に密度が高く,気がつけばあっという間に時間が過ぎていきました。
ワタシ自身,金子先生が補助金業務でご活躍されていることは以前から知っていましたが,その「中身」にここまで触れたのは初めてでした。実際の話を聞くことで,「補助金業務は簡単ではないが,だからこそ挑戦してみたい」と思わせる魅力のある仕事だと感じました。
特に印象に残ったのは,補助金業務には,いわゆる事務作業の枠を超えた,経営コンサルタントのような資質とアウトプットが求められるという点です。単に申請書を書くのではなく,事業者が進めようとしているビジネスプロジェクトの本質を理解し,高度な事業戦略的センスをもって申請書を作っていく必要があるということです。
これはつまり,補助金業務には高度なビジネスセンスが不可欠だということを意味するわけですが,この点で,ワタシは,「こういうこと,サラリーマン時代にずいぶんやってきたよな」とも感じました。
もちろん,実際に補助金業務で活躍するためには,お客さまを見つけてくる営業力も必要です。しかし,それ以前に問われるのは,ビジネスそのものを理解する力です。その点において,ワタシのような「元サラ行政書士」と補助金業務との親和性は悪くないのではないかと,あらためて感じました。そして,自然と,前向きな気持ちが湧いてきました。
そしてもう一つ,強く心に残ったのは,金子先生が「ものすごく努力をされている方だ」ということです。
お客さまを増やすための営業活動,自身のビジネススキルを高めるために自らに課してきた課題の数々を,先生は淡々と,実にサラリと語られていました。しかし,その一つ一つを想像すると,決して並大抵の努力ではないことが伝わってきます。その積み重ねが,今の金子先生を形作っているのだと感じ,ただただ感服しました。
今回の研修会は受講者の間でも大好評でした。
この研修会がワタシの「仕込み」だと知った方からは,「相原さん,スゴイ人を知っているんですね」と声をかけていただきました。しかし,ワタシ自身は,ただ知っているだけでは、何もスゴくないし,何も始まらないと思っています。
いつか,こんなスゴイ先生と,対等に仕事をご一緒できるようになること。
そのために,自分はまだまだやるべきことがある――。
そんなことを静かに噛みしめた,学びの多い一日でした。

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