「広報部長」とワタシの闘い
ワタシは毎日,ブログを書き,このページに掲載しています。
行政書士として日々業務に向き合うなかで,制度や手続のこと,現場で感じたことを,自分の言葉で発信することはとても大切だと考えているからです。
日々のブログの書き方については以前も触れましたが,まずワタシ自身が文章の骨格を作り,伝えたい要点を整理します。その後,AIに推敲を任せ,最後にもう一度ワタシの手で整えて完成させる,という流れです。
ところが,このAIによる推敲が,なかなかの曲者なのです。
記載内容の正誤判断はもちろん,著作権やコンプライアンスへの配慮,炎上しそうな表現はないか,個人情報が特定されるおそれはないかなど,チェック項目は実に多岐にわたります。士業として情報を発信する以上,誤解を招く表現や不正確な記載は避けなければなりません。その点,このAIは一切の妥協を許しません。
さらに,行政書士の業務と直接関係のない話題を書くと,「仕事に関係ないことは控えたほうがいい」「最後に行政書士らしい視点を加えるべきだ」などと,実に口うるさい注文をつけてきます。まるで,常に隣で目を光らせている「広報部長」がいるかのようです。
表現面でも意見が分かれます。
ワタシがあえてエッジを効かせたつもりの表現には,ことごとくNGが出されます。特に,一般論と個別具体の区別が曖昧になりそうな箇所や,読み手によって受け取り方が変わりそうな表現には非常に慎重です。行政書士という職業が,社会的信用の上に成り立っていることを考えれば,これは当然の姿勢とも言えます。
とはいえ,最終的にどの表現を選ぶかは,ワタシ自身が判断します。
自分の考えを自分の言葉で書き,その責任を引き受けたうえで掲載する。それが,このブログの基本姿勢です。AIはあくまで助言者であり,書かれたものに対する責任と決定権はワタシにあります。
ブログの内容としては,当たり前のことですが,行政書士の仕事にまつわる話題を中心に据えることを心がけています。許認可手続や制度の背景,書類作成の際に注意すべき点,実務を通じて感じた制度の難しさや面白さなど,少しでも皆さまの理解の助けになればという思いからです。法律や制度は,ともすれば難解になりがちですが,だからこそ噛み砕いて伝えることに意味があると考えています。
一方で,時には趣味の話や日常の出来事,社会で起きている事象についてのワタシなりの考えを書くこともあります。そうした文章を通じて,業務への姿勢だけでなく,「この行政書士はどんな考え方をする人間なのか」を知っていただきたいからです。人となりを知っていただくことも,信頼関係の第一歩だと思っています。
ワタシと広報部長との闘いは,これからも毎日続きます。
部長の厳しくも的確な指摘のおかげで,このブログは今日も無事に世に出ています。いつも文章をチェックしてくれてありがとう。部長,これからも,よろしくね。

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