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帰省ラッシュの時期にいつも思うこと ― 思いやりと調整の仕事

2025年を迎え,正月気分を味わっている中,テレビでは首都圏への帰省ラッシュのニュースが流れています。空港や駅に人があふれ,長い行列ができている映像を見るたびに,「帰省」という行為が,どれだけの時間と体力,そして経済的な負担を伴うものなのかをあらためて実感します。

実際,首都圏から北海道へ帰省する方の話では,移動だけで往復2日を要し,繁忙期なだけに飛行機代も高く,心身ともに簡単ではないそうです。今年は「9連休」という方もいらっしゃるかもしれませんが,通常の年末休みなら6連休の方が多いでしょう。そう考えると,そのうち2日を移動だけに充てるのは,本当に大変なことだと思います。

一方で,ワタシの場合は少し事情が異なります。妻の実家も,ワタシの実家も,自宅から車で10分圏内にあり,年末年始やお盆のために「帰省」をする必要がほとんどありません。普段の生活の中で,必要があればすぐに顔を合わせることができ,家族との距離の近さに,長い間助けられてきました。与えられた休みを丸ごと使うことができるという,この恵まれた環境は,本当にありがたいことだと感謝しています。

だからこそ,サラリーマン時代,職場では,長い休みを必要とする人へできる限り配慮してきました。年末年始やお盆休みの希望を出す際には,帰省や旅行の予定がある同僚を優先し,ワタシは最後に遠慮気味に希望を出すのが常でした。結果として,お盆の真ん中など,誰もが休みたい時期に出社することになることが多かったのですが,不思議なもので,これはこれで悪くない勤務でした。

第一に,その時期は比較的静かで,電話も少なく,溜まっていた仕事を落ち着いて片付けることができました。第二に,休暇を譲った同僚から,とても感謝されたことです。誰かの事情に寄り添い,少しだけ自分が調整を引き受けることで,職場全体の雰囲気が柔らかくなる――ワタシは,その効用の大きさを感じていました。内緒で旅先からのお土産をもらったこともあり,うれしい気持ちになったことを覚えています。

こうして振り返ると,ワタシはずっと「自分が恵まれていること」を自覚し,その分だけ周囲に配慮することを心がけてきたのだと思います。いま住んでいるこの街は,ワタシや妻だけでなく,両方の家族がお世話になってきた場所です。だからこそ,この地域で暮らす皆様に,少しずつでも恩返しをしていきたいと感じています。

行政書士としての仕事も,まさに「思いやり」と「調整」の積み重ねです。手続きを進める中で,立場や事情の異なる方々の間に立ち,どこに配慮を向けるべきか,どうすれば負担を軽くできるか――そんなことを一つひとつ考えながら,伴走していく仕事だと感じています。

家族に支えられてきた経験があるからこそ、その安心感を今度は行政書士として、困っているどなたかにお返ししたい――そんな思いで仕事に向き合っています。

これまで受けてきた多くの恩恵を,少しずつ,地域の皆さまのお役に立つ形でお返ししていけるよう,これからも行政書士として努めてまいります。

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