「倍返しだ!」~仕事で受けたご恩は,仕事でお返ししたい~
先日,このブログでも触れましたが,現在ワタシは少し多めのご仕事をいただき,ありがたいことにとても慌ただしい日々を過ごしています。今週は,今日を含めて県内の遠隔地への日帰り出張が3回。なかなかに濃い一週間です。
今日は,仙台から車で約2時間,県北にあるA市まで足を運びました。目的は,農地転用の事前相談と現地確認です。農地転用の許可制度は,意外と複雑です。原則として,農地転用の許可権者は都道府県知事ですが,転用面積が一定規模を超える場合には,農林水産大臣の許可が必要になります。一方で,申請書の提出窓口は,農地の所在する市町村であり,実際の事務は市町村の農業委員会が担っています。
制度自体は全国共通でも,申請書の様式や添付書類,いわゆる「ローカルルール」は市町村ごとに微妙に異なります。そのため,申請書類を提出する前に,担当職員の方に作成した書類の内容を確認していただく「事前相談」は,農地転用手続きにおいては必ずやっておきたい作業です。
多くの自治体では,月の上旬に申請締切が設定され,提出された案件を当月の農業委員会で審議し,その後,許可・不許可の判断がなされます。
もし書類に不備があり,締切に間に合わなければ,申請は受理されず,手続きが1か月先送りになることもあります。これは,依頼者であるお客さまの事業計画や工程に直接影響してしまいます。そうした事態を避けるためにも,事前の確認と準備が極めて重要なのです。
また,申請対象となる農地については,農地の状況,立地や周辺環境を聞かれることも多く,手続きを代行する行政書士としては,申請前に一度は現地を確認し,概要をアタマに入れておく必要があります。とはいえ,土地勘のない地域で,公図や地番を頼りに目的地を探し出すのは,なかなか骨の折れる作業です。
そんな中,心強い援軍が現れました。A市でご同業を営む,登録同期のB先生です。
ワタシがA市で農地転用の申請を予定していることを知ると,B先生は自ら「案内しますよ」と声をかけてくださいました。これほどありがたいお申し出はありません。ありがたく,お言葉に甘えることとし,当日は,先生にご同行いただきながら,同一市内に点在する3か所の対象地をスムーズに確認することができました。さすが地元の先生です。その後,A市独自の運用を踏まえた的確な助言もいただき,事前相談でも,担当職員の方からは「概ねこの内容で結構です」とのお言葉をいただくことができました。想定していたよりもはるかに短時間で,しかも安心感のある形で予定を終えることができ,本当に助かりました。
さらに昼食も,「せっかくだから」と,先生のご親戚が経営されているお店に連れて行っていただき,揚げたての天ぷらなど,美味しい地元の銘店の味をごちそうになりました。帰り際には,A市の名産品までお土産にいただき,まさに至れり尽くせり。感謝の気持ちは尽きません。
このご恩をどうお返しするか――。
ワタシが思い至った答えは,やはり一つでした。
「仕事で受けたご恩は,仕事でお返しする」。それしかないと思います。
少し大げさかもしれませんが,以前流行したドラマの台詞になぞらえるなら,ご恩はそれこそ「倍返し」をさせていただきたいところです。そのためには,日々の業務に真摯に向き合い,力を磨き続けるしかありません。いつの日か,別の形で,今回いただいたご厚意をお返しできるよう,これからも精進していきたいと思います。
B先生,本当にありがとうございました。

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