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愛犬と歩く町で,ワタシは行政書士として生きている

ワタシは物心ついたときから,家にはいつも犬がいました。犬とともに育ち,犬とともに暮らし,犬とともに人生を重ねてきました。ですから,犬のいない人生なんて考えられません。いまの愛犬は5代目。カワイイ柴犬の女の子で,名前は「プチ」といいます。

ワタシにとって愛犬は,大切な親友であり,かけがえのない家族の一員です。その存在は,日々の生活に静かな温もりを与えてくれます。

犬を飼っていて何よりの楽しみは,一日2回の散歩です。朝と夕方,近所の方々や通学途中の中学生たちと挨拶を交わしながら,のんびりと歩く時間は,ワタシにとってかけがえのないひとときです。

その日の仕事を振り返りながら歩く道のりは,気持ちを整え,心をリセットしてくれます。2キロほどの距離ですが,日々の運動としても悪くありません。もっとも,ワタシは「犬を散歩させている」と思って歩いているものの,得られている効用を考えると,「犬が人間の散歩をしてくれている」のかもしれません。プチもまた,ワタシのために働いてくれているのです。

散歩の途中で目にする町の風景は,ワタシにさまざまなことを考えさせてくれます。ワタシが暮らす八木山地区は,昭和40年代初頭に開発が始まった団地で,ワタシの親世代の方々が多く住まわれてきた地域です(だから,当時の同級生の実家がたくさんあります)。

しかし,時代の流れとともに高齢化が進み,空き家も目立つようになってきました。庭の手入れが行き届かなくなった家,雨戸が閉められたままの家を見るたびに,そこにあった生活の記憶に思いを馳せます。

このような地域に事務所を構える行政書士として,「ワタシに何ができるだろうか?」と考えます。遺言や相続といった終活の支援,おひとりさまの見守りや生活サポートなど,お役に立てそうな分野は確かにあります。

けれども,現実はそう簡単ではありません。ご近所の人に立ち入った事情を知られたくないというお気持ちもありますし,おひとりさまになられる方は女性が多く,「できれば女性の専門家に」と希望されることも少なくありません。

だからこそワタシは,自分だけで抱え込まず,信頼できる同業の先生方とのネットワークを広げていきたいと考えています。ワタシ自身が信頼される行政書士であることが,その第一歩です。地域の方にとっても,同業の先生方にとっても,「あいはらに任せれば大丈夫」と思っていただける存在になりたいと思います。地元に貢献すること自体が,ワタシの「仕事の意味」とも言えるのです。

一方で,町には明るい変化もあります。空き家が解体され,更地になり,新しい家が建ち始めています。もともと100坪ほどあった区画が分割され,50坪ほどの敷地に住宅と二台分の駐車場を備えた家が二軒並ぶ。世帯数が倍になり,町に新しい息吹が生まれます(今の若い人は、庭はあまり好まれないのですね)。

先日も,ワタシの家の南隣に新築された家の若いご夫婦が,小さな2人のお子さんとともに挨拶に来てくださいました。感じの良いご家族の姿に,町内会が少し若返り,活気づいていくのを実感し,素直にうれしくなりました。

犬と歩くこの町には,過去と未来が同時に存在しています。静かに年を重ねる家々と,新しく始まる暮らし。その間に立ちながら,ワタシは行政書士として何ができるのかを日々考えています。

お客さまが行政書士を選ばれる理由や事情は,本当にさまざまです。それでも,地元に根を張る一人の専門家として,陰になり日向になり,地域の皆さまのお役に立っていきたいと願っています。

愛犬プチと歩くこの道は,ワタシにとって単なる散歩道ではありません。地域とつながり,自分の仕事の意味を確かめる,大切な時間なのです。

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