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無料相談会で感じた学びとやりがい

今月に入り,宮城県行政書士会太白支部では区内の市民センターで「無料法律相談会」を開催しました。これは行政書士制度の周知と地域貢献を目的に,毎年続けている取り組みです。今年度も11月,12月にそれぞれ2回ずつ実施し,今回は区内でも比較的住民の多い地域で行いました。

準備を進めながら,「多くの方に来場していただければ」と願っていましたが,当日は4組8名の方にお越しいただき,さまざまなご相談を受けました。ご来場された方の多くは70歳を超えるご高齢の方で,内容としては相続や遺言など,いわゆる終活に関するご相談が中心でした。

「相続・遺言」と一口に言っても,悩みの形は人それぞれです。家族構成や人間関係,背景事情によって,解決の方向性は大きく変わってきます。そのため,相談員には一人ひとりに合わせた“オーダーメイド”の対応が求められます。今回も相談員が丁寧に耳を傾け,それぞれの疑問に誠実に答える姿が印象的でした。ご相談を終えた皆さんが,少し晴れやかな表情で帰られる様子を見て,私もうれしくなりました。

なお,このような公共施設での相談会では,その場で個別に業務の受任を行うことはできません。商業活動が禁止されている施設も多く,営業的なメリットはあまりありません。それでも,ワタシはこうした機会があればぜひ相談員を務めたいと考えています。

理由ははっきりしています。このような相談は,どれとして同じものはなく,対応を通じて毎回多くの学びがあるからです。たとえば,親子や兄弟の関係に複雑な感情が絡むケースでは,単に法律の条文を説明するだけでは不十分で,相談員の知識と感情のバランスが問われます相談員の答え方ひとつで,相手の納得度も変わってくるのです。今回ワタシは運営側として参加し,直接相談員を務めることはできませんでしたが,当日の相談内容を頭の中で再現しながら「自分ならどう答えるか」を考えることで,多くのことを学ぶことができました。特に,ベテランの先生方の回答というのはどれも実践的で,たいへん参考になりました。

行政書士には,法律を正確に理解することと同じくらい,「わかりやすく伝える力」も求められます。特に,法律に馴染みのない高齢の方や主婦の方にも理解していただけるよう,例えを用いながら,かみ砕いて説明することが求められます。そのためには,自分自身が法律を深く理解していなければなりません。今回の相談会でも,2人の相談員の回答を聞き,自分の考えと比較することで,新たな視点や説明の工夫を学ぶことができました。

今年度の相談会は,残すところあと1回。今月末には再び別の市民センターで開催されます。次はどんなご相談と出会えるのか,気持ちを引き締めて臨みたいと思います。地域の方々の力になれるよう,そして自分自身の成長につながるような一日になることを願っています。

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