ミラノ・コルティナ五輪開幕 時代とともに変わるオリンピックのかたち
ミラノ・コルティナオリンピックが始まりました。
すでに数日前から一部の競技はスタートしており,スノーボードのビッグエアでは,宮城県村田町を拠点に活動・練習している荻原大翔選手が予選をトップで通過するなど,早くも明るい話題が届いています。そして昨日,いよいよ開会式が行われ,大会はいよいよ本格的に動き出しました。これから2月22日の閉会式まで,世界最高峰の舞台で数々の熱戦が繰り広げられることになります。
ところで,オリンピックでは「開会式の前に競技が行われている」という光景を目にすることがあります。「え,もう始まっているの?」と不思議に思われる方も多いのではないでしょうか。
実は,オリンピックはオリンピック憲章によって会期が厳格に定められており,その限られた日程の中にすべての競技を収めなければなりません。一方で,試合数が多く,選手の休養日も必要な競技については,例外的に開会式前に競技を行うことが認められているのです。いわば,世界規模の大会を円滑に運営するための,合理的なルールと言えるでしょう。
また,今回のミラノ・コルティナオリンピックは「広域オリンピック」と呼ばれています。これは,一つの都市に競技会場を集中させるのではなく,ミラノを中心に,コルティナ・ダンペッツォをはじめとする北イタリアの広い地域で大会を運営する方式です。冬季競技は自然条件や既存施設への依存度が高く,すべてを一か所に集めることが難しいという事情もあります。
背景には,巨大な競技施設を新設し,大会後に使われなくなることへの反省があります。IOCは近年,「持続可能なオリンピック」を強く打ち出しており,既存施設の活用や,複数地域の連携による開催を重視するようになりました。ミラノ・コルチナ大会は,そうした流れを象徴する大会であり,オリンピックが時代とともに形を変えつつあることを,静かに示しているように思います。
今回の大会では,日本はスノーボードをはじめ,フィギュアスケート,スピードスケートなど,さまざまな種目でメダルが期待されています。会期中は,どうしても現地との時差に悩まされることになりますが,それもまたオリンピックの醍醐味です。寝不足を覚悟しつつ,ワクワク,ドキドキの毎日が続きそうです。
それにしても,最近の日本の選手たちは本当に強いですね。
かつては「期待は大きいけれど,本番ではなかなか…」という場面も少なくなかったように思います。しかし近年は,期待通り,あるいは期待以上のパフォーマンスを,大舞台で平然と見せてくれる選手が増えました。これは各競技団体の地道な強化の成果でもありますが,同時に,インターネットなどを通じて世界のレベルを身近に知り,自分の立ち位置を冷静につかんだうえで,物おじせずに挑戦できる文化が育ってきたからではないかと,ワタシは感じています。
これからの競技で,多くの日本人選手がベストパフォーマンスを発揮し,自然体で結果を積み重ねていく——そんなオリンピックになることを期待しています。
ちなみにワタシは1964年東京オリンピック生まれで,物心ついた頃からオリンピックが大好きです。大会が近づくと自然と気持ちが高揚し,競技の合間にルールや歴史を調べてしまうのも,毎回の恒例行事になっています。
行政書士としても,ここしばらくは忙しい日が続きますが,業務をうまく調整しながら,世界最高峰のスポーツの祭典をしっかり堪能したいと思います。 オリンピックは,ただのスポーツイベントではなく,努力や挑戦の積み重ねを静かに教えてくれる存在でもあります。そんなことを噛みしめながら,しばらくは寝不足覚悟でテレビの前に座る日々になりそうです。

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