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一票に託すこれからの日本

この間の日曜日,ワタシはジムでひと汗流した帰りに,区役所へ立ち寄り,期日前投票をしてきました。

期日前投票とは,投票日に投票所へ行けない人が,あらかじめ投票を済ませておくことができる制度です。原則として投票は選挙当日に行うものですが,仕事や旅行,入院などの予定がある場合には,公示日(告示日)の翌日から投票日の前日までの間,各市区町村の期日前投票所で投票することができます。

かつては「不在者投票」という制度が中心でしたが,手続きが厳格で,利用のハードルが高いものでした。そこで2003年の公職選挙法改正により,名簿登録地で行う事前投票部分を切り出し,より簡便に利用できる制度として期日前投票が導入されました。制度は時代に合わせて磨かれ,使いやすい形に整えられてきたのです。

投票日には予定が入っておりますので,「確実に一票を投じておこう」と考え,この便利な制度を利用しました。正直なところを申しますと,ワタシがいつも投票する近所の小学校は上り坂の上にあり,歩いて行くにはちょっとキツいのですが,駐車場も手狭で,車で行くのも少しためらってしまう場所にあります。その点,ショッピングモールに近接する区役所はアクセスも良く,足を運びやすいという事情もありました。制度の趣旨とはやや異なる動機かもしれませんが,「投票しやすい」ということは,民主主義にとって決して小さな意味ではないと感じています。

会場には思いのほか多くの方が訪れていました。期日前投票は,もはや特別な制度ではなく,日常の選択肢の一つとして定着しているのだと実感しました。

今回はまだ投票券が手元に届いていませんでしたが,宣誓書を記入し,選挙人名簿との照合を経て,無事に投票することができました。本人確認の手続きがきちんと行われる様子を見て,制度の公正さを支える地道な事務の積み重ねにも思いが至りました。

ワタシが誰に,あるいはどの政党に投票したのかについては,ここで申し上げることはいたしません。ただ,ワタシの一票が,これからの日本を少しでも良い方向へ導く小さな力になってほしいと願っています。

短期決戦の選挙も,投票日まで今日を含めてあと2日です。候補者の皆さんの健闘を祈るとともに,多くの方が投票所へ足を運び,ご自身の意思を一票に託してくださることを願っています。

行政書士として日々,法律や制度に向き合っていると,「条文」は決して紙の上の文字ではなく,社会を動かす設計図なのだと感じます。そして選挙は,その設計図を描く人を選ぶ行為にほかなりません。ワタシにできることは決して大きくはありませんが,制度を正しく理解し,粛々と一票を投じることもまた,法治国家を支える小さな実務の一つだと思っています。

今日投じた一票が,明日の社会の条文の一行につながっている。そう信じて,ワタシは静かに投票所を後にしました。

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