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Fair Playは行政書士のプライド

先日,ワタシの所属する宮城県行政書士会所属の行政書士が,有印私文書偽造および同行使の疑いで大阪府警に逮捕されるという,極めて残念な事件が発生しました。
事件の詳細については,すでにマスコミで大きく報じられているため,ここでは触れません。しかし,「申請取次行政書士」という,外国人のビザ申請等を代行する,多くの行政書士が取り扱っている業務において起きた不祥事であることに,強い憤りと深い悲しみを感じています。

ワタシはこの方と直接の面識はなく,どんな方だったのかは承知しておりません。ただ,公開されているホームページ等を見る限り,かなり積極的に「ワタシならできます」と前面に押し出す姿勢で業務を展開されていたように感じました。
おそらくは「業績を伸ばしたい」「仕事を増やしたい」という思いが先行し,いつの間にか越えてはならない一線を踏み越え,それが次第に常態化していったのではないかと推察します。

ワタシを含め,多くの行政書士は,少しでも多くの仕事をしたいと願いながら,日々業務に向き合っています。そのために知恵を絞り,工夫を重ね,努力を続けているのです。しかし,その大前提として,ほとんどの行政書士はルールを守り,正しく仕事をしています。
結果を出すことと,ルールを守ることは,決して相反するものではありません。

サッカーの試合では,選手入場の際に「Fair Play Flag」が掲げられ,選手たちはその旗にFair Playを誓います。サッカーは激しく体をぶつけ合い,ルールの範囲内で限界まで競り合う攻防が繰り広げられる競技です。それでも,決して卑怯なことはしないという誓いは,選手たちのプライドであり,その精神があって初めて競技が成立します。
ワタシたち行政書士も,同じです。

士業とは,国家資格として能力を認められ,多くの方からの信頼の上に成り立つ仕事です。その信頼を背負い,胸にバッジを付けて業務を行っています。輝くバッジは信頼の証であり,その信頼を裏切る行為は,決して許されるものではありません。
「武士は食わねど高楊枝」という言葉がありますが,たとえ苦しくとも,やせ我慢をしてでもルールを守る。それこそが士業の誇りなのだと,ワタシは強く感じています。

今回の事件は,行政書士全体の信用を傷つけかねない,極めて重大なものです。だからこそ,ワタシは不正を強く憎み,断固として距離を置く姿勢を明確にしたいと思います。
ワタシはこれからも,士業の誇りとお客さまの信頼,そしてこのバッジを胸に,お客さまに信頼され,喜んでいただける,誠実で正しい仕事を積み重ねてまいります。

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