小さな親切に学ぶ“お客さまファースト”
今月はなにかと忙しく,ここ数日は一日中車で外出する機会が増えました。普段の昼食は自宅で,愛犬に少しおかずを分けてあげながら一緒に食べるのが楽しみなのですが,最近は外でラーメンや丼物を食べる日が続いています。
昨日も,とある外食チェーンで丼物の昼食をとりました。
このお店では,一度利用すると次回から使える「100円引き」のサービス券をもらえるのですが,ワタシも「確か財布にあったはず」と思い出しながら食事をしていました。
食後に財布を探すと,やはりサービス券が出てきました。ところが「やった!」と思ってよく見ると,ほんのわずかに有効期限を過ぎていたのです。残念に思い,そのまま会計を済ませようとしたところ,レジの女性がにこやかに「サービス券がございますか?」と声をかけてくれました。
ワタシは冗談めかして、笑いながら
「あると思ったら期限切れでした。ガッカリしちゃった」と言ったのですが——
その女性は笑顔で「お持ちでしたら,今回はそれでお値引きしますね」と言ってくれたのです。
思わず「えっ,いいの? ありがとうございます」とお礼を伝えました。
100円引きにしてもらえたこともうれしかったのですが,それ以上に「お客さまのがっかりした気持ちに寄り添おう」というその女性の心配りが,とてもうれしく,温かく感じられました。
いわば「たった100円」の出来事なのですが,この一件で,ワタシはその日一日,とても明るい気持ち過ごすことができました。
女性は最後に「お店によっては割引できない場合もありますので,気をつけて下さいね」と付け加えてくれましたが,もちろん他のお店で同じことを求めるつもりはありません。あのやさしい気持ちを踏みにじるようなことをする訳がありません。
ワタシの仕事でも,お客さまと接する中で「できること」「すぐには難しいこと」「できないこと」など,いろいろなケースがあります。
たとえば,困りごとで気持ちが急かされているお客さまから「事情があって,どうしても今日中に相談だけでもしたい」と連絡をいただいたことがあります。
本来の業務スケジュールを考えると簡単ではありませんが,事情を聞き,少し時間を調整して「まずはお話をお伺いして状況を整理しましょう」と,初回相談だけでもお受けすることもできます。
それだけで「話を聞いてもらえてホッとしました」と安心してくださる方が少なくありません。
今回の出来事を通してルールを守ることは大切ですが,それでも,心を添える余地はきっとある。そのことを,あの女性店員さんに教えてもらった気がしました。
これからも,行政書士として,原則やルールを守りつつ,お客さまの不安に寄り添う工夫を続けていく,そんな お客さまファーストの姿勢 を,大切にしていきたいと思います。
あの女性店員さんのさりげない気遣いに、改めて感謝を送ります。
あなたの優しさが、これからも誰かの心を温め続けますように。

コメントを残す