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「新しい言葉」から考える,感性のアンテナ

先日,恒例の「新語・流行語大賞」候補にノミネートされた30語が発表されました。驚いたことに,これら30語のうちで,ワタシが知っていたのは半分ほど,15語にも届かないというものでした。

ミャクミャク」や「国宝」など,世間を賑わせた話題の言葉や,「緊急銃猟」「オールドメディア」といった社会問題に関する言葉は,さすがに耳にしたことがありました。また,「古古古米」「リカバリーウエア」など生活に身近な言葉もわかりましたが,「ラブブ」「ひょうろく」「ビジュイイじゃん」などは,まったく初耳です。

若い世代の間で流行した言葉や,自分の関心の外にある分野の言葉が多く,「まあ仕方ない」と思う一方で,どこか寂しさも覚えました。年齢を重ねるうちに,世の中へのアンテナが少しずつ狭まり,新しいものに対する感受性が鈍っているのではないか・・・。そんな不安が頭をよぎります。

思えば,歳を重ねるにつれて,私の身の回りのモノ・コトには「定番」が増えてきたように思います。食べるもの,使うもの,読む本,聴く音楽。どれも自分にとって安心できるお気に入りですが,その一方で,世界が少しずつ狭くなっているようにも感じます。自分の好みが固まっていくことは,人生の深みを増すことでもあります。しかし,新しい世界への壁が無意識のうちに高くなっているのだとしたら,それは少し残念なことです。

その点,妻は今でも流行に敏感です。部屋では最新のヒット曲を流し,ファッションも食べ物もトレンドを取り入れている。「女性はすごいな」と感心するばかりで,ワタシも少しは見習わなければと思います。

それでもワタシは,40代の後半から「毎年2つ,新しいことを始める」と決めてきました。オートバイ,料理,筋トレ,語学……どれも最初は手探りでしたが,そこから思いがけず新しい世界が広がり,人生を豊かにしてくれたものもあります。もちろん,途中で挫折して中途半端に終わったものもありますが,それでも挑戦した時間は無駄ではなかったと思います。

言葉も挑戦も,感性を磨く大切な入り口です。知らない言葉を知ること,触れたことのない世界に一歩踏み出すこと――そのどちらも,心を若く保つ秘訣なのだと思います。

これからも臆せず新しい世界に挑戦し,感性豊かに,そして柔らかい心で人生を楽しんでいきたいと思います。

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