スーパームーンを見て思う,新たな決意
昨夜はスーパームーンでした。
夜空に浮かぶ満月は,いつもよりもひときわ大きく,眩しいほどの光を放っていました。まるで空そのものが月の光で染め上げられたようで,見上げるたびに心の奥が静かに震えるような美しさでした。
月は,太陽のように眩しい存在ではありません。けれども,昨夜の月は堂々と空の主役を張り,誇らしげに輝いていました。仙台の空は雲ひとつなく,その光を遮るものもありません。ワタシはその光をしばらく見つめながら,しみじみと自分のこれまでを振り返っていました。
スーパームーンには「人生の転機」や「新たな始まり」という意味があると聞きます。確かに,あの吸い込まれるような光を前にすると,何かを誓いたくなる――そんな気持ちになるのも不思議ではありません。
ワタシにとっての転機は,2020年10月。世界がコロナ禍で混乱していた時期に,秋田市の火力発電所への異動を命じられたことでした。それまで仙台の本社で,原子燃料に関わるやりがいある仕事をしていたワタシにとって,この異動はまさに青天の霹靂。しかも大嫌いな単身赴任。正直,目の前が真っ暗になりました。
秋田での暮らしは,決して明るいものではありませんでした。狭い社宅,どんよりとした空,そしてコロナによる厳しい外出制限。ひとりで過ごす夜の時間が,やけに長く感じられました。気づけば缶ビールの本数ばかりが日ごとに増えていく。そんな自分に「このままではいけない」と思い立ち,手を伸ばしたのが行政書士試験でした。
初めて触れる法律の世界は訳がわからない難解なものでしたが,同時に新鮮でもありました。学ぶほどに熱が入り,やがて2度目の挑戦で合格を手にすることができました。この資格をきっかけに,ワタシは60歳を区切りにサラリーマン人生を終え,セカンドキャリアとして行政書士・海事代理士の道を歩むことを決意しました。
ワタシのサラリーマンとしての第一幕はとても充実していましたが,どんなに満ち足りていても「定年」という区切りは避けられません。だからこそ,「体が動く限り,社会に参画し,現役のビジネスマンとして人生を全うする」と心に決めました。行政書士として地域に根を張り,困っている人の力になりたい。仕事を通じて社会の中に自分の居場所を作りたい。それが,いま,ワタシが目指す生き方です。
そして昨夜,あのスーパームーンを見上げながら,あらためてその決意を胸に刻みました。どんなに環境が変わっても,初心を忘れない。
あの夜空に輝く月のように,静かに,しかし確かな光で,自分の道を照らし続けたいと思います。

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