2002年日韓ワールドカップが教えてくれたこと
現在開催されているサッカーワールドカップ。日本代表は決勝トーナメント1回戦で敗れてしまいましたが,大会そのものはこれからが本番です。世界の強豪国同士による熱戦が連日繰り広げられています。
ワタシはサッカー観戦が大好きです。しかし,日本代表が敗退してしまうと,どうしても気持ちが少し冷めてしまいます。試合は楽しみに見ているものの,どこか「祭りの終り」のような寂しさを感じています。
もう24年も前になりますが,日本でも韓国との共催でワールドカップが開催されました。当時の日本代表は,前回のフランス大会で初めてワールドカップに出場したばかり。まだ世界の強豪国とは大きな差がありました。
開幕戦のベルギー戦では,先制を許しながらも,失点直後の59分に鈴木隆行選手が日本開催ワールドカップ初ゴールとなる同点弾を決め,67分には稲本潤一選手が逆転ゴールを奪いました。最終的には75分に追いつかれ2対2の引き分けとなりましたが,日本がワールドカップで初めて勝ち点を獲得した歴史的な一戦でした。
この大会では,ワタシの地元・宮城スタジアムでも3試合が開催されました。そして決勝トーナメント1回戦では,日本代表がトルコと対戦し,惜しくも0対1で敗れたことは今でも鮮明に覚えています。
もちろんワタシも宮城開催の試合のチケットに応募しました。しかし,見事に全敗。結局,テレビ観戦となりました。それでも試合が近づくにつれ,街にはアルゼンチンやメキシコなど各国代表のユニホームを着た海外サポーターが数多く訪れ,仙台の街全体が世界のお祭りに包まれていました。試合を見られなくても,あの独特の高揚感は今でも忘れられません。
一方で,この大会は「空席問題」でも有名になりました。
チケットは完売と発表されていたにもかかわらず,実際には海外向けに確保されていたチケットの売れ残りなどが原因で,多くの空席が発生しました。当時は大きな社会問題となり,運営会社やFIFAへの批判も相次ぎました。
ところが,この騒動のおかげで追加販売が実施され,ワタシにも思いがけない幸運が訪れます。
なんと,大阪で行われた決勝トーナメント2回戦と決勝戦のチケットを手に入れることができたのです。決勝トーナメント2回戦は,トルコ対セネガル。日本がトルコに勝っていれば,この舞台に立っていたかもしれません。また,大会前には優勝候補だったフランスがグループリーグで敗退したため,組み合わせ次第では「日本対フランス」という夢のカードになっていた可能性もありました。それでも,大阪長居スタジアムで繰り広げられた両チームの熱戦は,大いに見応えがありました。
そして,幸運にもチケットを手に入れた決勝戦。
対戦カードはブラジル対ドイツという世界最高峰の顔合わせでした。ブラジルのエースストライカーロナウドと,ドイツを引っ張ったキャプテンでゴールキーパーのオリバー・カーンの対決が注目された一戦でした。
チケット代は600ドル。当時のレートで約8万4千円だったと記憶していますが,その価値は十分すぎるほどありました。
ロナウド選手が2得点を挙げ,ブラジルが5度目の世界一に輝いた瞬間を,スタジアムで見届けることができたことは,一生の思い出です。
スタンドには著名人の姿も多く見られ,ワタシは解説者の松木安太郎さんとセルジオ越後さんにチケットへサインをいただきました。松木さんとは記念写真も撮っていただきましたが,当時36歳だった自分の写真を見ると,「やっぱり若かったなあ」としみじみ思います。
あれから24年。
当時36歳だったサラリーマンのワタシは,今では駆け出しの行政書士です。
一方,日本代表は,世界王者ブラジルとも本気で渡り合えるほどのチームへと成長しました。2002年当時は「世界との差」を痛感していた日本が,長い年月をかけて一歩一歩力を積み重ね,世界の強豪国と肩を並べるまでになった姿には,本当に勇気をもらいます。
行政書士の仕事も,一朝一夕で信頼を得られるものではありません。経験を積み重ね,知識を磨き,お客さま一人ひとりに誠実に向き合うことで,少しずつ成長していく仕事だと思っています。
ワタシも,2002年の日本代表が世界へ挑み続けた姿を胸に刻み,今のサッカー強国のように,お客さまから「お願いして良かった」と喜んでいただける行政書士を目指して,これからも一歩ずつ頑張っていきたいと思います。
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