「充電の月」が思わぬ展開になりました
以前,このブログでもお話ししましたが,6月で一つ大きな仕事が一段落し,7月いっぱい,場合によってはお盆くらいまでは,少し時間に余裕ができる見込みとなりました。そこでワタシは,この期間を単なる「休み」ではなく,「充電の月」と位置づけることにしました。
これまで携わってきた仕事を一度棚卸しし,自分自身を見つめ直す時間をつくること。そして,忙しさに追われて後回しになっていた勉強や,事務所の環境整備に腰を据えて取り組もうと考えていました。
まずは少し早めの夏休みを取ろうと思い,ちょうど発売されていた「大人の休日倶楽部パス」を購入しました。大人の休日倶楽部パスは,50歳以上のJR東日本「大人の休日倶楽部」会員が利用できる大変お得なフリーきっぷです。決められた期間中は,JR東日本・JR北海道の対象エリアが連続5日間乗り放題となり,新幹線や特急列車も利用できます。せっかくなら思う存分,新幹線に乗ろうと計画を立てました。
初日の6月30日は,仕事の関係で郡山へ。帰りには郡山駅で有名な駅弁「のり海苔弁」を購入し,夜は妻とともに美味しくいただきました。
翌日は秋田新幹線で秋田経由能代へ向かい,ワタシが日本で一番美味しいと思っているラーメンを食べ,その後は以前からぜひ乗ってみたかった五能線で日本海の絶景を眺めながら青森へ。さらに翌日は札幌へ渡り,友人と久しぶりに会う予定でした。
ところが,旅立ち前日の夕方,翌日の準備をしている最中に一本の電話が入りました。依頼を受けていたお客さまから,「進めている案件の内容を変更したいので,急いで打ち合わせをお願いしたい」とのご連絡でした。その案件は期限が迫っており,変更するのであれば一日でも早く対応しなければなりません。
そこでワタシは,翌日からの旅行をキャンセルすることにしました。
大人の休日倶楽部パスはすでに利用を開始していたため,払い戻しはできませんでしたが,仕事を優先するのは当然です。
さらにその直後には,ある方から新しい仕事のお話までいただき,急遽その打ち合わせも旅行期間中に入ることになりました。
こうして旅行の予定だった5日間は,気が付けば仕事の準備や打ち合わせに追われる毎日へと一変しました。
楽しみにしていた旅には行けませんでしたが,大切なお客さまから信頼して仕事を任せていただき,新しいご縁までいただけたことを思えば,これ以上ありがたいことはありません。
そして昨日の土曜日だけは,少しだけ自分へのご褒美として,パスの残り1日を使い,東京へ出掛けてきました。
先日の出張とは違い,何の予定もない気ままな休日です。
築地で久しぶりの味を堪能し,築地ならではのお土産を買いましたました。秋葉原では事務所のパソコンに必要な部品を買い,その後は銀座をのんびり歩きながら,久しぶりに東京の空気を満喫しました。
振り返ってみると,本当に予想もしなかった5日間でした。
旅行に行けなくなったのは残念でしたが,それ以上に多くのご縁と学びをいただいた5日間だったように思います。
今日は少しだけ身体を休め,来週からはお客さまのために,そして自分自身がさらに成長するために,もうひと頑張りしていこうと思います。そして,その仕事が一段落したら,改めて「充電の月」を実現したいと考えています。
行政書士の仕事は,自分の予定どおりには進まないことがあります。ですが,それはお客さまから必要としていただいている証でもあります。
今回の旅行は予定どおりにはいきませんでした。しかし,「旅行に行けなかった」のではなく,「仕事が入るほど必要としていただけた」と考えれば,こんなにありがたいことはありません。
もちろん,旅行はまた機会をつくれば行くことができます。でも,お客さまから「お願いします」と声を掛けていただけるタイミングは,その時しかありません。
だから今回,ワタシは迷わず仕事を選びました。旅行を諦めたことに後悔はありません。むしろ,必要としていただけたことへの感謝の気持ちの方がずっと大きかったです。
今回改めて,行政書士の仕事は「時間を売る仕事」ではなく,「信頼に応える仕事」なのだと感じた5日間でした。
「充電の月」は思い描いていた形とは少し違うスタートになりました。しかし,行政書士として仕事ができる喜びを改めて実感できたという意味では,何より充実した5日間だったのかもしれません。

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