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遠回りの先にある光 ― 諦めない心が導く道

プロ野球の世界には,華々しいデビューを飾り,順調にスターへの階段を駆け上がる選手がいる一方で,将来を嘱望されながらも,思うように結果を残せず,もがき続ける選手もいます。

中日ドラゴンズの根尾昂選手は,まさに後者の道を歩んできた一人だとワタシは思います。高校時代,彼は名門・大阪桐蔭高校で投打にわたる活躍を見せ,春夏連覇という快挙を成し遂げました。誰もが将来を約束されたスターだと信じて疑わなかったことでしょう。

2018年,根尾選手は野手としてドラフト1位で中日ドラゴンズに入団します。多くのファンが,近い将来,ショートのレギュラーとしてチームを支える姿を想像していたに違いありません。ところが,プロの世界はその期待ほど甘くはありませんでした。数年にわたり結果を出せず,一軍に定着することもできない日々。順風満帆に見えていた野球人生に,初めて大きな壁が立ちはだかったのです。

そこで彼は,一つの大きな決断を下します。
それは,投手への転向という道でした。

ドラフト1位の野手が,キャリアの途中で投手に転向する――それは,これまで積み上げてきたものを一度手放し,まったく未知の世界に飛び込む勇気を要する決断です。成功の保証はなく,おそらく失敗する可能性の方がはるかに多い,無謀にも見える決断です。それでも彼は,新しい自分を信じて歩き出しました。

そして,日々の試行錯誤を重ねながら,ついに投手としてプロ初勝利を挙げます。その「1勝」は,思うようにいかない日々を経て,諦めずに努力を続けた先にようやく掴んだ,重みのある1勝だったのだと思います。

ワタシたちの人生もまた順調な時ばかりではありません。努力してきたことが報われなかったり,これまでのやり方が通用しなくなったり。ときには方向転換を迫られる場面に出会います。そのとき,「過去にこだわるか」それとも「未来を見据えて新しい一歩を踏み出すか」。その選択が,人生を大きく変えるのだと思います。

ワタシ自身,行政書士として独立してから,順調なことばかりではありませんでした。想定外の壁にぶつかり,進路変更を余儀なくされることもありました。しかし,学び直すことを恐れず,一つひとつ積み上げていくことで,新たな道が開けていくのを感じます。

遠回りのように見える道こそ,後になって振り返ると,自分を鍛え,広い視野を与えてくれた大切な経験だったと気づきます。
根尾選手が投手として新たな道を掴んだように,ワタシも行政書士として,そして一人の人間として,これからも挑戦を恐れず歩き続けたいと思います。

根尾選手,8年目の初勝利,本当におめでとうございます。

その歩みは,これから何かに挑戦しようとする人に,大きな勇気を与えてくれるものだと思います。

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