「更新してください」の一通に思うこと
先日,ワタシは太白区役所で,マイナンバーカードの電子証明書の更新手続きを行ってきました。
マイナンバーカードは,一度交付されたら永年有効というわけではありません。カード本体には有効期限があり,18歳以上で交付を受けた場合は10回目の誕生日まで有効です。また,カードの中に搭載されている「電子証明書」は,年齢に関係なく5回目の誕生日までとなっており,定期的な更新が必要になります。
「めんどくせぇなぁ」とは思いつつも,仕方がないことなのだと思います。人の容姿は年月とともに変わりますし,住所や氏名,生活環境なども変化します。デジタル社会において本人確認の信頼性を維持するためには,一定期間ごとの更新が必要になるのは理解できなくもありません。
今回は電子証明書だけの更新でしたので,最寄りの区役所で比較的簡単に手続きが終わりました。窓口で職員の方の案内を受けながら,端末に暗証番号を入力するだけです。
……ところが,ここで思わぬ落とし穴がありました。
マイナンバーカードには,通常の4桁の数字の暗証番号のほかに,英数字を組み合わせた署名用電子証明書の暗証番号があります。普段ほとんど使わないため,ワタシはこれをすっかり忘れてしまっていたのです。
「確か,あれだったかな……いや違うな……」
窓口で冷や汗をかきながら記憶をたどること数分。何とか思い出すことができましたが,自分の情報すら満足に管理していないのかと,少し恥ずかしい気持ちになりました。
面倒ではありますが,このような更新手続き自体は必要だと思います。しかし同時に,「この程度の更新であれば,もっと便利な方法があっても良いのではないか」とも感じました。
例えば,現在のスマートフォンには顔認証や指紋認証など,高度な生体認証技術が搭載されています。本人確認の安全性を確保しながら,自宅のパソコンやスマホで更新できる仕組みも,今の技術なら十分実現可能ではないでしょうか。
もちろん,行政手続きには慎重さと安全性が求められますので,簡単に「全部オンラインで」とはいかない事情もあると思います。それでも,マイナンバーカードをさらに普及させるためには,「安全」と「利便性」の両立を,もっと追求していく必要があるように感じました。
もっとも,ワタシ自身は,マイナンバーカードという仕組みそのものには大きな可能性を感じています。
マイナンバーカードは,カード内の電子証明書を活用することで,住民票や印鑑証明書などの取得,行政手続き,各種情報との連携をスピーディーに行える,非常に優れたツールです。
健康保険証との一体化によって医療情報の共有が進めば,救急時の対応も迅速になりますし,運転免許証との連携も始まっています。また,税や社会保障の情報を適切に紐付けることで,より公平で効率的な行政運営にもつながるでしょう。
さらに,電子証明書には資格情報を登録する仕組みもあり,ワタシも行政書士資格の情報を登録しています。今後は,さまざまな国家資格や公的資格との連携も進んでいくのかもしれません。
こうして考えると,マイナンバーカードは単なる「身分証明書」ではなく,これからの社会を支える重要なインフラになっていくのだと思います。
もっとも,登録されている行政書士資格そのものには有効期限も更新制度もありません。しかし,本当に大切なのは資格そのものの有効期限ではなく,自身の知識や能力を常に磨き続けることだと思っています。
改正や制度変更が次々に行われる時代だからこそ,ワタシ自身も常に学び,知識を更新し続けながら,多くの方のお役に立てる行政書士であり続けたいと思います。

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