行政書士の成長戦略 ― 勉強会で見えた自分の可能性
先日,行政書士有志による勉強会に出席させていただきました。
これは,仙台市内で活躍されている行政書士の先生が主催する「行政書士による私的交流勉強会」という集まりで,毎月1回,定期的に開催されています。毎回,持ち回りで講師を務め,その話題をもとに意見交換や体験談を語り合うという,とても実践的で有意義な集まりです。
いただいた記録によると,初回開催は令和5年9月。以来,ほぼ月1回のペースで継続されており,今回が第16回目でした。驚いたのは,すでに令和9年1月予定の第28回まで講師が決まっているということ。主宰されているA先生の人脈力と行動力には,ただただ感服しました。
この日の講師は,ワタシより登録が約半年早いS先生。登録年次でいえば一年先輩にあたります。これまでにも研修会などでご一緒したことがある先輩です。
テーマは「行政書士登録から約2年の試行錯誤と挑戦の軌跡」。ご自身の開業から現在までの歩みを,率直に,かつ具体的にお話しいただきました。
営業活動の実績や成果,ホームページのアクセス解析など,どれもワタシ自身が今まさに取り組んでいるテーマばかり。「うんうん,そうだよね」と共感しながらも,新たな発見や反省点が次々と浮かび上がってきました。経験を惜しみなく共有してくださる先輩の姿勢に,「行政書士は一人で完結する職業ではない」と改めて感じました。
行政書士の仕事の魅力は,その活動領域の広さにあります。
「許認可申請」とひとことで言っても,扱える分野は極めて多岐にわたり,一説には「一万種類以上」とも言われます。自身のバックグラウンドを活かし,それぞれが得意分野を切り拓いていける――これこそが,行政書士という資格の可能性であり,やりがいです。
S先生は理系出身のエンジニアという強みを活かし,プラント関連のお仕事の経験を活かし,技術的な許認可申請,それに伴う輸出入関係の申請など専門的な案件を手がけておられます。お話を聞きながら,「これまでのバックグラウンドが,ここまで仕事の幅を広げるのか」と実感しました。同時に,オンリーワンとも言える知見をお持ちのことをとても羨ましく思えました。
しかし,こればかりはそれぞれの人生で培ってきた強みの違い。ワタシにも,これまでに積み上げた経験と資格,そして自分ならではの強みはあります。
今回の勉強会を通じて,「この分野でも可能性があるのではないか」「自分の強みを別の角度から生かせないか」と,新たな発想がいくつも浮かびました。自分の過去をもう一度棚卸しし,次のステージを模索してみよう――そう思える貴重な時間でした。
勉強会の後は,近くの居酒屋で懇親会。お酒が入るにつれ,話題はより率直に,そして熱くなっていきました。先輩方の本音トークからも,多くの示唆をいただきました。こうした「学び」と「交流」の両輪が,行政書士としての成長を支えているのだと実感します。
これからも積極的に勉強会に参加し,自分を磨き続けたいと思います。
行政書士という仕事は,資格を取った時がスタートライン。学び続ける意欲こそが,この仕事を長く,そして深く続けていくための最大の武器だと感じています。
これまでも,書かせていただきましたが,あいはら行政書士事務所は,「24時間365日闘います」をモットーとしています。これは,年中無休で働くという意味ではありません。
「お客さまのために,ここぞというときに全力で向き合う」――その覚悟を示した言葉です。
今回の勉強会で感じたように,行政書士としての成長は,日々の学びと人とのつながりの中にあります。これからも,学び続け,挑戦し続ける姿勢を大切にしながら,「24時間闘う行政書士」として地域に貢献していきたいと思います。

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