海事代理士としての視野を広げる──研修会に参加して
昨日,日本海事代理士会の創立50周年記念フォーラムに出席したことをブログに書きましたが,その翌日から2日間にわたり開催された業務研修会にも参加してまいりました。ワタシにとっては,海事代理士としての知識と視野を広げる,非常に有意義な時間となりました。
今回の研修では,海上運送法や船員の就業規則,育児・介護休業法といった法令に関する講義から,船舶登記の実務,小型旅客船の安全設備や安全マネジメントに至るまで,幅広い内容が取り上げられました。講師を務めてくださったのは,全国各地で活躍されているベテランの会員の皆様。実務に根ざしたお話はどれも具体的で,現場の知恵が詰まっていました。
ワタシ自身,普段は限られた業務に集中しているため,こうした研修を通じて「海事代理士の仕事の広がり」を改めて実感しました。業務が専門化する中で,どうしても“タコ壺化”してしまいがちですが,今回の研修は,自分の立ち位置を見つめ直す良い機会となりました。知らなかった分野に触れることで,今後の可能性が広がるような気持ちにもなりました。
また,全国から集まった多くの会員の方々と交流できたことも,大きな収穫でした。それぞれの地域で異なる課題に向き合いながら活動されている方々のお話は刺激的で,ワタシの視野を広げてくれたと思います。
サラリーマン時代は頻繁に出張の機会がありましたが,自分で仕事をするようになってからは,どうしても自宅中心の業務が多くなり,外に出る機会が減っていました。しかし,こうした研修や交流の場に参加することで,知識だけでなく人とのつながりも得られることを改めて実感しました。
今後もこのような機会を見つけて,積極的に参加してまいりたいと思います。海事代理士としての成長はもちろん,自分自身のキャリアをより豊かにするためにも,学びと交流を大切にしていきたいです。

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