第一印象と見た目の大切さ~独立してから気づいたこと~
行政書士として独立してから,ワタシの中で大きく変わったことがあります。それは「第一印象」と「身だしなみ」にこれまで以上に気を配るようになったことです。士業という立場では,仕事の能力や中身はもちろん大切ですが,それ以前に「見た目」が最低条件として求められることを実感しています。
サラリーマン時代は,古びたジャケットやシャツを「もったいない」と思い,何年も着続けていました。しかし,今はヨレヨレの服はすべて処分し,少し高めでも見た目の良いものを選び,身につけるようになりました。髪も2週間に一度は切りに行き,外出前には必ず鏡の前で自分の姿をチェックしています。年齢を重ねて「容姿=自分の見てくれ」を劇的に変えるのは難しいかもしれませんが,清潔感を大切にし,きちんとした身なりを心がけるようになりました。
また,みっともなく出っ張ったお腹を少しでも引っ込めるためにジム通いを始め,ダイエットにも挑戦しています。身だしなみを整えることは,自分自身の気持ちも引き締めてくれるものだと実感しています。
「人間,外見より中身が大切」とよく言われます。確かに,長く付き合う夫婦や親友のような関係には当てはまるでしょう。しかし,ビジネスの世界では,そこまで深い関係になるには長い年月と実績が必要です。特にワタシのような「一期一会」で仕事をする人間にとっては,「第一印象がすべて」と言っても過言ではありません。もし最初に悪い印象を与えてしまえば,その時点でお客さまとの関係は終わってしまうことがほとんどです。挽回のチャンスすら与えられない,非常にシビアな世界です。
これは毎日顔を合わせるサラリーマンにも当てはまることです。一度「生意気」「仕事が雑」「嘘をつく」といった悪い印象を持たれてしまうと,その後の関係が大きく変わることは滅多にありません。自分自身の経験を振り返っても,第一印象で失った信頼を取り戻すのは非常に難しいと感じます。
このようなことに加え,ワタシは,普段から楽しいことを考え,ニコニコ笑うように心がけています。イヤなことや悪いことを考えていると,それが自然と表情にも表れてしまいます。身だしなみを整え,笑顔でいることで,自分自身の気持ちも明るくなりますし,お客さまからも好意的に接してもらえることが増えたように思います。
きれいな服を着て外を歩くと,気持ちも自然と上向きになります。身だしなみを整え,笑顔で過ごす――そんな良い循環が生まれていると感じています。これからもこの気持ちを大切にしていきたいと思います。
士業だからこそ,「見た目」と「第一印象」は最低条件。仕事の能力は,その先にあるものだと,今は強く実感しています。

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