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元ベガルタ戦士數馬正浩選手の転身に心からのエールを送る

昨日はプロ野球のドラフト会議が行われました。

セ・パ12球団で支配下・育成あわせて116名が指名され,新たな「プロ野球選手」が誕生しました。野球を志す人の中で,プロになれるのはほんの一握り。まさに「野球エリート」と言える存在です。彼らの新天地での活躍を,心から応援しています。

しかし,プロの世界は華やかであると同時に,非常に厳しい世界でもあります。

新たに116人が入団するということは,同じ数だけの選手がユニフォームを脱いでいくということ。中には,長く第一線で活躍し,惜しまれて引退する選手もいますが,大半は数年で戦力外通告を受け,志半ばで去っていく若者たちです。

プロ野球は夢の舞台であると同時に,過酷な競争社会でもあるのです。だからこそ,彼らが見せる一瞬の輝きに,私たちは心を打たれるのだと思います。

同じことは,プロサッカー,Jリーグの世界にも言えます。

ワタシが応援してやまないベガルタ仙台でも,毎年多くの新人が加入する一方で,ほぼ同じ数の選手がチームを去っていきます。プロの道を歩むことは簡単ではなく,そこで生き残るのはさらに難しい。夢を叶えたはずの若者が,次の夢を探すために再び歩き出す――それが現実です。

先日,そんな「第二の人生」を歩む元ベガルタ戦士の記事を目にしました。

それは,數馬正浩(かずま・まさひろ)さんの物語です。

數馬さんは2001年,横浜F・マリノスでプロキャリアをスタート。翌年,ベガルタ仙台に移籍し,ファイトあふれるプレーで奮闘してくれました。

しかし,度重なるケガやチーム事情も重なり,2004年をもってベガルタ仙台を退団。2008年に現役を引退されました。

引退後はアルバイトなどを経て,2013年に京王バス株式会社へ入社。現在は運転手から運行管理者へとキャリアを重ね,責任ある立場で働いておられます。

サッカーキングの記事(リンクはこちらhttps://www.soccer-king.jp/news/japan/20240815/1923742.html)では,數馬さんが「プロ時代は“自分が主役”だと思っていたが,今は“人を支えることの喜び”を知った」と語っています。その言葉に,彼の成長と人間的な深みを感じました。

どんなアスリートにも,いつかは引退の時が訪れます。そして,多くの場合,プロとしての時間よりも,引退後の人生の方がずっと長いのです。

数年のプロ生活を「失敗」と捉えるか,「貴重な経験」と捉えるかで,その後の人生は大きく変わるのではないでしょうか。

志半ばで挫折した過去を糧に,新しい道で誇りを持って働く。

數馬さんの姿は,どんな職業であっても,自分の生き方を見つめ直すきっかけを与えてくれます。

そして今,新しいステージで活躍する數馬選手の転身に,心からのエールを送りたいと思います。

ワタシもまた,60歳までのサラリーマン生活を経て,行政書士としてセカンドキャリアを歩んでいます。サラリーマン時代とは立場も役割もまったく異なり,最初のうちは戸惑うことも多くありました。けれども,ひとつひとつのご依頼を通じて,お客さまから感謝の言葉をいただいたときの笑顔や,誰かの役に立てたという実感は,サラリーマン時代には味わうことのなかった喜びです。

人生のステージが変わっても,努力し続ける人には必ず輝ける場所がある――

數馬さんの記事を読みながら,そんな思いを新たにしました。ワタシもまた,自分のフィールドでベストを尽くしながら,これからの「第二の人生」を力強く生きていきたいと思います。

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